ニンジンと柚子のケーキ(キャロットケーキ)part2

こんにちは。紅茶専門店ティークラブの堀内芳昌です。
柚子のはちみつ漬けを使った「ニンジンと柚子のケーキ(キャロットケーキ)」の第二弾を作ってみました。これもまだ「未完成のレシピ」です。修正はある程度うまくいきましたが、まだまだです。
ニンジンと柚子のケーキ(キャロットケーキ)part2の材料
【材料】15cm丸デコ型×1
- 全卵・・・2個(116gでした)
- きび砂糖・・・65g
- 柚子のはちみつ漬けのシロップ(はちみつ)・・・30g
- グレープシードオイル・・・85g
- ニンジン・・・2本(238gでした)
- 柚子のはちみつ漬け・・・100g
- 薄力粉(ドルチェ)・・・65g
- 強力粉(はるゆたかブレンド)・・・65g
- ベーキングパウダー(アルミフリー)・・・1g
ニンジンと柚子のケーキ(キャロットケーキ)part2の作り方
【下準備】
柚子をしっかりと洗い、千切りにし、ハチミツに漬ける(24時間以上)
ザルなどにあげ柚子とハチミツを分ける
ニンジンを千切りスライサーですりおろす
薄力粉・強力粉・ベーキングパウダーを合わせてふるう
型に紙を敷く
オーブンを200℃で予熱する
【作り方】
- 室温にした卵を溶きほぐし、きび砂糖を混ぜる。ハンドミキサーでスポンジケーキよりしっかり目に泡立てる
- 柚子を漬けたハチミツを加え、ハンドミキサーの低速で混ぜる
- ハンドミキサーの低速で混ぜ続けながら、グレープシードオイルを少しずつ加え、混ぜる
- すりおろしたニンジンと柚子を加え木べらで混ぜる
- 粉類を3回に分けて加え、その都度混ぜる
- 紙を敷いた型に生地を移す。天板に乗せオーブンに入れる。180℃に下げ50分焼く
- 焼き上ったら、型の底にショックをあたえ生地の中から空気を抜く。表面に柚子を漬けたハチミツをはけでぬる。型に入れたま網にのせ15分ほど置き、表面が少し乾き、生地を落ち着ける。型を外し、紙をはがし、冷ます。
冷蔵庫で保存し、食べる時は室温にする。翌日以降~3日くらいが食べごろ
焼き上がり直後は、画像より膨らんでいるが、20~30㎝くらいの高さから落とし空気を抜く。少しの間型に入れたままにして生地を落ち着かせる。今回は、柚子のはちみつ漬けのはちみつをぬった。
今回は焼き縮みが大きかった。粉を減らしたのとベーキングパウダーが少ないからだと思う。
ニンジンと柚子のケーキ(キャロットケーキ)part2の感想
前回からの修正点
粉:合計150g→130g
スパイスなし
焼く温度:170℃→180℃
焼き上りに柚子のはちみつ漬けのシロップ(ハチミツ)をぬった
適度に修正成功。美味しくなった。
ほどよいモチモチ感。しっとりが強くなり、モチモチが弱まる。もう少しモチモチを減らしてもよいのかも。強力粉を減らし、薄力粉を増やす?(※他の配合で試したが薄力粉多めはよくなかった。)ベーキングパウダーが少ない可能性が高い
焼きも少し弱い。55~60分焼いてもよいのかもしれない
具材が多いと生地が重くなりモチモチしやすいと、他のケーキと合わせて考え気が付いた。
柚子の風味がいい感じに強い。柚子のシロップを焼き上りにぬったのは成功。
スパイスナシでもいける。
チーズフロスティングなしでも十分に美味しいが、チーズフロスティングがティータイムのケーキに昇華させるのかもしれない。
【ひとこと】私のキャロットケーキの作り方
卵は泡立てる。卵を泡立てずベーキングパウダーや重曹で膨らませる方法もあるが、泡立てた方が好き。良い悪いではなくて好みの問題。
卵の倍量以上のニンジンを入れる。目安は卵1個にニンジン中サイズ1本。
甜菜糖で作ることが多いが、今回はきび砂糖を使った。キャソナードを使うこともある。
オイルはグレープシードオイルを毎回使っている。
20年以上使っている古くてしょぼい500Wの電子レンジオーブン使用。
キャロットケーキの感想
ここ数か月でいくつかキャロットケーキを作ってみて感じたことは、スパイスやナッツ、レーズンなどがなくても満足感のあるキャロットケーキはできると思いました。
ただ、ニンジンの風味はそれほど出ないためニンジンだけだと物足りないでしょうね。ニンジンをたくさん入れることにこだわっていましたが、入れ過ぎもよくないと気がつきました。
今回は柚子とほんのりハチミツを利かせましたが、アクセントになる素材は必要ですね。複数の素材を混ぜたほうが味に厚みがでて、より一層美味しくなると思いました。
粉の配分やニンジン以外の副材料を変え、分量を見直しながら、今後もう少しキャロットケーキを深掘りしてみようと思います。
紅茶とフードのダンディコーデ
ニンジンと柚子のケーキ(キャロットケーキ)にアールグレイのミルクティーを合わせました。
スパイスを入れないで柚子の風味を生かしたケーキなので、柑橘の風味がありちょっとスパイシーなアールグレイを選びました。
今回はミルクティーを合わせましたが、チーズフロスティングなしならストレートティーのほうがよいかもしれませんね。アールグレイのスパイシーさが相互作用を生みます。
ニンジンと柚子のケーキにミルクティーを合わせると柚子の甘酸っぱさをミルクが包み込みマイルドになります。良さを引き立てるよりもまろやかに食べやすくなる印象です。このキャロットケーキはスパイスを入れていないので、ミルクティーよりもストレートティーが合うように感じました。
キャロットケーキに合わせる紅茶は、スパイスの強弱、副材料の風味、チーズフロスティングのあるなしでも選ぶ紅茶が変わってくるなと思いました。