10年後のカフェの未来予想図

カフェの未来予想図 CafeCircleの幸福論

オックスフォード大学の准教授が「10年~20年後、約47%の人の仕事がなくなる」という予測を発表しました。

マスコミ報道などでも「10年後になくなる仕事、残る仕事」などの声を聞いたことがあると思います。

知らない人にための少しだけ補足すると、実店舗の本屋の廃業が相次いだようなことが、他の業種にも広がるということ。なくなる仕事の中には、医者や会計士など意外な仕事も含まれます。

では、カフェはどうなのか?

私の予測では、『カフェは、なくならない。』

ただし、『自営業のカフェは、大きく縮小する。』

資金のある大手企業のカフェも縮小するが、それなりに残る。カフェ全体の市場規模は縮小すると予想しています。

10年以上先に生き残る自営業のカフェ「3つのタイプ」

  1. 高付加価値・高単価型
  2. スナック・キャバレー型
  3. 趣味の店

高付加価値・高単価型カフェ

高付加価値・高単価型のカフェは、専門家型とも言えます。

スターバックスは、高付加価値・高単価型のカフェと言われることが多いのですが、ここでは、もう少し上のレベルを指します。専門家・高単価型カフェと言ったほうが良いかもしれません。

単純な高級とはちょっと違う。高付加価値、専門家がポイント。

例えば

料理は、レストランと変わらないレベル
ケーキはケーキ屋と変わらないレベル
パンは、パン屋と変わらないレベル

の質の良い商品を提供できる人がいるカフェ。

ただし、レストランやケーキなどに比べると、材料の質や品数が違う。

例えば、イタリアンレストランなら「車エビのパスタランチ:2500円」だけど、カフェなら「イカやツナのパスタランチで1000円」

ケーキなら焼き菓子タイプで一日3種類だけど、ケーキ屋の焼き菓子より美味しい。など、品数は少なく、高級材料ではないけど、質は高い。

プラス接客の質を高める。+プラス、スピードが求められる。

つまり、質の高い料理(ドリンク、ケーキなども含め)を作れ、提供スピードが速い人と質の高い接客ができる人が生き残る。と思う。

スナック・キャバレー型カフェ

ITやAIがさらに広まり、ネットでの繋がりが強まる。

だからこそ、、リアルな人と人の繋がりが求められる。

飲み屋のスナックのような「ママとの関係性で成り立つカフェ」「人と人の繋がりで成り立つカフェ」は、生き残る。

また、キャバレーのような「人と人のつながり+イベント型のカフェ」も需要があると思う。ライブカフェやメイドカフェはここに入る。ただ、ある程度の資金が必要なのと、大手の参入があると思うのが気になるポイント。

今後、酒離れは進む。カフェがスナックやキャバレーのような役目を担う可能背は大いにある。カラオケスナックがカラオケ喫茶になっているのも一例。

とはいえ、今カフェを営んでいる人がスナック・キャバレー型カフェをやるのは極めて難しい。

何故なら、カフェの人は、接客が苦手だからです。接客の勉強している人も少ないし…。

そもそも、スナックのママやキャバ嬢などがする接客とカフェの接客は全然違う。求められるのは、水商売的な接客。

そして、そして、、

スナックって、ミックスナッツとかキスチョコとかさきイカみたいなおつまみに薄~い水割りで3000円とかしちゃうわけです。この感覚で商売ができないとスナック・キャバレー型カフェは成立しません。

つまり、場所代、接客代をいただくということ。

「いやいや、それでも美味しいほうがいいでしょー」みたいな考え方をしてしまう人は、難しいです。美味しい料理を食べたい人は、レストランに行くので、中途半端は成り立たない。

趣味の店

今でも結構多い、趣味で営んいるカフェ。これは、今後も残ります。今後は増えると思う…。

趣味の場合、赤字でいいのですから、いつの時代でも「店としては成立するが、商売としては成立していない。」

あなたがここを選ぶかは自由。

10年後生き残るために重要なキーワード「二極化」

AI、IT、グローバル化、機械化など、多くのことがすでに大きな影響を与えている。今後はさらにその影響は広がるでしょう。それによって、「なくなる仕事」ができわけですし、人々の生活にも大きな影響を与える。

そんな中、カフェに大きな影響を与えるのが「二極化」の波。

「お金持ち(富裕層)」と「貧困層」の二極化が進んでいるのを、マスコミ報道などで聞いたことはありませんか。

昭和の時代は、「一億総中流社会」とよばれ、富裕層と貧困層は少なく、大半が中流層でした。平成になり、次第に中流層が減り、富裕層と貧困層が増え、その流れは加速しています。

カフェに来店するのは中流層

カフェに来店しているのは、主に中流層です。

貧困層が来店しないのは分かると思います。生活がキビしい人がカフェに来店するわけがないし、豆から淹れるコーヒーや茶葉から淹れる紅茶も飲まないでしょう。

富裕層は、まったく来店しない分けではないが、多くはないでしょう。自営業のカフェよりもホテルのラウンジなど、上のランクの店に行く人が多いですから。

そもそも「貧困層と富裕層は、あなたのターゲットではない」はずなので、スルーでいいです。

問題なのは、カフェの客層の主になる中流層が減っていること。今後はさらに減ることです。

ではどうするか?

対策

「少なくなる中流層を狙う」か「富裕層の下側の人を狙う」か、ではないでしょうか。富裕層の下側に人は、元中流層の人が多いので、カフェに来店する可能性はあります。

富裕層の下側を狙い「高付加価値・高単価型のカフェ」か「スナック・キャバレー型カフェ」を営むか、中流層を狙い「趣味の店」にするかでしょう。

これが『ターゲット設定とコンセプト設定』です。「こんなこと考えてもいなかった!」という人は、ターゲット設定が甘いです。ターゲット(ペルソナ)の設定には、収入や経済状況が含まれますから。

富裕層の下側を狙うには

美味しいのは当たり前、接客や内装などを重視できるか

富裕層の下側を狙い「高付加価値・高単価型のカフェ」か「スナック・キャバレー型」にする場合、味重視にすべきではない。

先程、レストラン並みの料理、ケーキ屋並みのケーキなどと言いましたが、“美味しいのは当たり前のこと”として他を重視して欲しいです。味重視、素材重視、調理法重視、業界の情報や業界での流行重視の飲食店は、行き詰ると思います。

お客さまが求めていないからです。

コーヒーの最新情報とか飲食やカフェの最新の流行などよりも、今なら“インスタ映えするか”のほうがお客さまは興味があるんです。勘違いしないでくださいね。インスタ映えを意識しろという意味ではありません。お客さまの興味はそっちだということです。

もし、味、素材、調理法、最新の情報・流行などを意識するのであれば、プロの情報ではなく、お客さまに得がある情報に翻訳する必要があります。また、お客さまにとって新しい発見があるようにして提供して欲しいです。

いずれにしても一気に変化が起きるわけではありません。しかし、これが盲点。

茹蛙の法則です。自分で気づいて、自分で対処しないと茹で上がってしまいます。何をするのはあなたが決めること。今までと違う未来が待っていることは知って欲しいです。