自己紹介=堀内芳昌物語=第1話

堀内芳昌物語vol1 プロフィール

こんにちは、堀内芳昌と申します。

広島で夫婦二人の自営業で紅茶関連ビジネスをやっています。

紅茶関連ビジネスと言ったのは、一般的なショップスタイルのティーショップ(販売店)やティールーム(喫茶店)ではなく、事務所ビルの1室を借り、一般の個人客向けの通信販売、カフェやレストラン、ケーキ屋などへの業務卸、紅茶教室の3つの柱で仕事をしているからです。

その傍ら、専門学校のカフェビジネス科で紅茶と調理実習の非常勤講師、通信教育のコーヒー紅茶カフェマスター講座の講師をしています。

そんな私が今までどんな風に生きてきて、紅茶関連の仕事をしながらCafeCircleを創めたのかを、数回に分けてストーリー仕立てでお話しします。

ちょっと長くなりますが、お付きいただければ嬉しいです。

【もくじ】自己紹介=堀内芳昌物語

  • 第1話 幼少期~メンズ&レディースショップで働く(←このページ)
  • 第2話 カフェ開業~運営
  • 第3話 紅茶関連ビジネス
  • 第4話 CafeCircleを創める

第1話 幼少期~メンズ&レディースショップで働く

商売人の家に生まれ育った幼少期

私は、1964年東京都板橋区で3兄弟の長男として生まれました。青森と長野出身の両親は、上京先の上野などで食品の販売等どをしたようです。詳しくは知らないのですが、食っていくために商売をしていたらしく、いわゆるサラリーマンの家ではなく、商売人の家に生まれ育ちました。

その後、埼玉県の上尾市に引っ越し、小学生くらいの頃から母が小料理屋というか飲み屋さんというか小さな飲食店を始めました。自宅兼店舗だったので、小さい頃から母が料理を作り働く姿を見ていました。

父はいくつか転職をしていましたが、上尾市にある大きな工場の食堂などで働いていました。食材を袋から出したりする程度ですが、手伝いをした記憶があります。

このような環境で育ったせいか、小学生くらいから週末の昼ごはんを自分で作ったりするくらい料理に興味がありました。

調理師専門学校~働き始めた頃

上尾市内の小学校、中学校、高校を卒業した後、東京・池袋の武蔵野調理師専門学校に進みました。強い目的意識があったわけでないのですが、将来は飲食店をやるのだろうという気持ちで調理師専門学校を選びました。

専門学校では多くのことを学び、家でもキャベツの千切りや大根のかつらむき、オムレツなどの練習を繰り返したことを覚えています。

現在、専門学校で講師をしていますが、学生たちはあまり自宅で復習、練習をしないんですね。時代が違うのか、個人の差なのかは分かりませんが、意外です。

専門学校を卒業するまでに、何料理に進みたいとか○○ホテルで働きたいなどの目標が見つからなかったので、卒業後は、専門学校の時からアルバイトしていた中国料理店で一年と数か月フルタイムのアルバイトをしました。

正直な話、当時はバブル期だったので、「就職なんかいつでもできる」という甘い考えがあったのも確かです。また、新入社員の給料よりもフルタイムのアルバイトの方が稼げていたので「アルバイトでもいいか」みたいな気持ちもありました。世の中をナメていたのかしれません・・。

飲食店は一年足らずで辞めてしまい、何気なく見つけた家の近所のジーンズショップでアルバイトをしました。突然洋服屋に移ったわけですが、飲食業には、接客業という一面もありますし、学生の頃からファッションにも興味があったので、洋服の仕事にはすんなり入れました。

しばらくして、アルバイトでもとりあえずお金が稼げれば良いという気持ちが変化して、正社員で働ける仕事を探しました。

メンズファッション販売員~仕事の基礎的な考え方が身に付いた頃

求人誌を見たり、お店の張り紙を見て飛び込みで声をかけたりしながら、何箇所も面接をした後、東京に本社のあるメンズウエアの会社に就職が決まりました。

20代前半~中半の頃に約4年ほど勤めたメンズショップは、トラッド系のセレクトショップ。原宿店、八重洲店、横浜店で働きました。

今から30年近く前なので、家庭用のパソコンは普及していなくてインターネットという言葉すら知らない時代。情報はファッション雑誌から得るか、店員から聞くしかありませんでした。

興味を持つと、とことん知りたい性格なので、ファッション雑誌を何冊も読み、休日にはメンズショップに行き店員と話をして、商品知識やファッションセンスを身に付けるように頑張りました。とはいえ、口ベタなので店員から聞き出せる情報は少なかったのですが…。

しかし、良かれと思って身に付けた知識ですが、時には失敗もありました。メンズショップに来店する男性客は知識豊富な人が多いので、お互いの考えが正しいと主張して、言い争いのような感じになってしまうこともありました。

後で考えれば、お客様のことを考えての意見ではなく、自分の商品知識や意見が正しいことを主張しただけのダメな接客でした。決して間違ったことを言ったのではなく正しいことなのですが、正論を言えば良いというものでもありませんから。

私は、冷めているタイプなので、普段はそんなに熱くならないのですが、プチっと切れるとムキになってしまうことがあります。もちろん接客なので喧嘩にはなりませんが、冷静さをなくしていました。

今だったら、速攻でネット上にクレームを書かれているかもしれません。そんなことのない良き時代でした。

しかしながら、こんな接客をしてしまう私でも、全社員の中で個人売上げが1位になったこともありました。(社員数は忘れましたが30~40人くらいはいたと思います)ゴリ押しの接客で売ったのではなくて、商品知識を持ってまじめに接客する姿勢を認めてくれた顧客も多かったんですよ。

この頃は売ることに必死でした。自分が接客して売る売上げ、お店の売上げ、とにかく「売れる」ことが一番の喜びでした。

上司に恵まれ成長できた

メンズショップの時に、何人かの店長の下で働きましたが、皆よく働いていました。

自ら先頭切って働き、部下のことや会社のことを考えていました。個人売上げの競争などもあったのですが、悪い意味での争いはなく、個人も頑張る、しかし、お店として、会社として、売上げをあげるという考え方を、この時の店長から学びました。

店長になる

メンズショップで仕事をして4年近くが経った時、一番お世話になり、大きな影響を受けた店長が諸事情により退社しました。それにより役職は店長ではなったのですが、お店のトップの立場になり、のちに店長になりました。

しかしながら、お店のトップになってからの私はブラックな一面が顔を出していました。

店の売上げは良かったのですが、売上げにこだわるあまり、個人売上げの低いアルバイトを傷つけるようなことを言ってしまったり、うまくいかないとスタッフのせいにしたり・・。後から考えるとひどいことをしたと思います。自分の未熟さがすべての原因です。

売上げを上げることとお店のマネージは全く別物。ほんとうに未熟でした。

今では「自分と他人は違う」と「他人は自分を映す鏡」という二面を忘れないように心掛け、他人を責める前に自分に目を向けるようにしています。なかなか難しいのですが…。

レディースショップに転職

レディースウエア(婦人服)の会社から、良い待遇での転職の誘いを受けました。取引先の服飾メーカーの人が、私をそのレディースウエアの会社に紹介してくれたことがきっかけになりました。

仕事のやりがいや目標はありましたが、大きな影響を受け、師匠といえる人が退社した後のタイミングだったので、別の目標に向かって進むことを決めました。

レディースショップに移って半年で店長になりました。メンズショップ時代に学んだことを活かして販売促進を行うと、お店の売上げは好転、社内の中間に位置していた店の売り上げが一位、二位を争うまでに成長しました。

小さな悩み

店舗の売り上げは良く、仕事は楽しかったのですが、個人的には女性客の接客に関して“小さな悩み”がありました。

メンズショップの時は、商品の話やファッションの話を中心すればよかったので、接客が苦手だと感じたことはありませんでした。商品知識などに関しては、それなりに詳しいと思っていましたし、それで問題を感じたこともありませんでした。

しかし、女性客は商品説明だけでは相手にされないことも多く、声をかけるタイミングや話の内容などに悩みながら仕事していました。女性と話をするのが苦手とか言うことではなくて、むしろ女性は話好き人が多いので接しやすかったですが、話の内容が難しいと感じていました。個人差が大きいので…。

しかし、お客様と話をしていると「話がうまい人だと乗せられて、買わされちゃう」とか「口がうまい人は信用できない」などと言う声を聞くようになりました。

また「真剣に選んでくれから助かった」とか「ハッキリ意見を言ってくれるから良い」という人もいて、ただ単に話がうまいことが接客のメリットではないのだなと思いました。

そして、「この前すすめてもらった服が会社で好評だった」とか、「自分では選ばないタイプの服をすすめられたけど、着てみたら良かった」などと言われるようになり顧客も増えていきました。

そうはいっても洋服は二の次でおしゃべりを楽しみながら買い物をする人もいるので、そういう人は話上手なスタッフに任せることにしました。相性があるので全員を相手にしたくても大丈夫なのだと思ったら、気が楽になりました。

また、女性客の中には男性の接客が苦手な人もいました。それは、最初からなんとなく感じていたので気がついたらさりげなくスルーしていました。逆に男性のスタッフが良い・信用できるという女性客が案外多いことにも気が付いてきました。中には男性スタッフに接客されたい、男性と話したいという人もいました。

大切な気づき

この時期に接客で大切なことは、商品知識や流行、ましてや話術などではなく、お客様のことを考えることだと気が付きました。

それと同時に、お客様に媚びることや相手に合わせるだけでなく、お客様が心の奥底で必要としているものや本当に似合うもの見つけ出し、すすめることなのだと気が付きました。

メンズショップの時はお客様に適正な洋服をすすめて売れれば満足。売上が上がることが喜びに感じることが多かったのですが、この頃からお客様に喜んでもらうことが嬉しいと感じるようになりました。

この時の変化は大きな成長であり、この時に感じた「お客様の役に立つのは気持ちいい」「お客様に喜んでもらうのは嬉しい」という気持ちは、今も私の仕事に対する考え方のベースになっています。

その後、レディースショップの仕事は、とても楽しくやりがいのある仕事だと感じるようになりました。人生の中で一番といってもいいくらいに充実を感じる時期でした。

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